アイキャッチ(Eye catch)

Chocolate Lily(クロユリ) – Free image Vintage postcard

クロユリ(Chocolate Lily)

カードの宛名面(front of a postcard)

クロユリを写した、高山植物の絵葉書シリーズの内の一枚。
1918年(大正7年)〜1933年(昭和8年)頃に発行されたもの。(参考:古い絵葉書の時代判別法)

クロユリ(黒百合、学名: Fritillaria camtschatcensis)はユリ科バイモ属の高山植物。別称はエゾクロユリ(蝦夷黒百合)。
多年草。地下にある鱗茎は多数の鱗片からなる。茎は直立して高さ10-50cmになり、3-5輪生する葉が数段にわたってつく。葉は長さ3-10cmになる披針形から長楕円状披針形で、質は厚く表面はつやがあり、基部に葉柄はない。
花期は6-8月。花は鐘状で、茎先に1-数個を斜め下向きにつける。花被片は6個で、長さ25-30mmの楕円形で、暗紫褐色または黒紫色になり、網目模様があり、内面の基部に腺体がある。雄蕊は6個あり、花被片の半分の長さ。花柱は基部から3裂する。花には悪臭があり、英語では「skunk lily(スカンクユリ)」「dirty diaper(汚いオムツ)」「outhouse lily(外便所ユリ)」などの別名がある。
出典:Wikipedia

花の見た目や英名の「Chocolate Lily」は可愛らしいのに、独特の匂いや、綺麗とはいい難い別名がある事にちょっと驚いた。

七月中旬、花を開くのは、高山に咲く黒いユリ、クロユリです。やや茶色味を帯びた少し地味な花です。花の直径はおよそ3cmほど。花の中心で三つに分かれているのがめしべです。クロユリは、ハエなどに花粉を運んでもらいます。このためクロユリは、強い匂いがあります。雲海から朝日が昇りました。夜明けとともに気温は上昇します。高山では、昼夜の気温の差が激しいのです。クロユリは温度変化に敏感で、気温が上昇で、開花します。高山帯では、強い風が吹き荒れることもしばしば。クロユリは厳しい自然環境に適応し、その花を咲かせているます。そのため、十分に花が成熟せず、おしべだけで、めしべがない花も見られます。花が咲いているのは、およそ十日ほど。厳しい高山の自然環境に耐えるクロユリは、花を咲かせているのです。
出典:NHK for School

花言葉が「恋」と「呪い」だったり、色々な面で白百合とのギャップが大きく、面白い。

クリックでスキャンサイズ(600dpi相当)の画像がご覧いただけます。


高山植物の絵葉書シリーズ


The alpine flora.

Picture postcard of “Chocolate Lily”.

This flower lives in a high mountain.
This floral pollen carrier is the fly.
It has the strong smell to attract a fly.
But this is the pretty flower which lives sturdily at a high mountain.

Maybe, this postcard was issued in 1933 from 1918.

When you click a picture, a big image (equal to 600dpi) is indicated.


Other picture postcards of “alpine flora”.